KADOKAWAは22日、訪日外国人向けに日本でのデータ通信を可能にするオリジナルＳＩＭカード「J Walker SIM」を、同日開幕の台北国際観光博覧会（台北ツーリズムエクスポ、ＴＴＥ）の台湾角川ブースで発売した。
同ＳＩＭカード購入者に、日本の観光情報と日本26施設で使えるクーポンを掲載した「トラベル・クーポンブック」（64ページ、中国語）を限定１万冊進呈する（リリースより）
「J Walker SIM」は、台湾角川をＭＶＮＯ（仮想移動体通信事業者）、ＮＴＴコミュニケーションズをＭＶＮＥ（仮想移動体サービス提供者）とする。サービス開始は７月１日から。通信規格はＬＴＥ、第３世代移動通信（３Ｇ）。使用日数６日版（５日＋１日、予定価格800台湾元＝約3,200円）と11日版（10日＋１日、同1,300元）の２種類がある。台湾角川公式ホームページや、台湾の楽天市場、博客来、ＰＣホームといった通販サイトでも６月末までの発売を目指す。
KADOKAWAは、訪日客向けビジネスが拡大する中、ＳＩＭカードをめぐる競争は激しさを増しているが、同グループはメディア企業として豊富なコンテンツと日々更新される日本全国の情報を利用することで、優位に立つことを目指すと表明した。
