仏化粧品ブランドのシスレーは、台湾蜜納国際との販売代理契約を解消し、７月１日付で自社の台湾子会社による販売に切り替える。台湾蜜納国際は19年前からシスレー製品を台湾で販売し、年間12億台湾元（約41億5,000万円）の売り上げがあった。26日付経済日報が伝えた。
シスレーは台湾蜜納国際による代理販売が極めて好調なことから、自社による販売に切り替えることを決めた、
新たに設立する台湾子会社は、米系ＥＬＣＡの化粧品ブランド「クリニーク」のブランドマネジャーを務めた龍姵妏氏がトップに就任する。
台湾蜜納国際は詳細についてコメントしていない。台湾蜜納はシスレー以外にも「エルメス」「リエラック」など複数の化粧品や香水のブランドを扱っているが、中でもシスレーは主力ブランドだった。
化粧品業界では、2005年に米エリザベスアーデンが台湾と中国で販売代理契約を解消し、直営の子会社による販売に切り替えている。
