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米航空機メーカーへの政府出資、巨額損失に


ニュース 社会 作成日:2008年2月27日_記事番号:T00005747

米航空機メーカーへの政府出資、巨額損失に

 
 台湾政府が出資した米国の航空機メーカー、サイノ・スウェアリング・エアクラフト・コープ(SSAC)をめぐる投資損失が121億台湾元(約417億8,000万円)に上るとみられることが26日までに明らかになった。頼士葆立法委員(国民党)が指摘した。27日付中国時報が伝えた。

 SSACは赤字経営が続いていたが、ドバイの投資会社とSSACの取引先のアクション・エビエーションが合弁で設立した新会社を引き受け先とする1億5,000万米ドルの増資を実施することで合意した。台湾政府が経営権を事実上売却する形で、同新会社はSSACの株式80%を取得する。

 台湾政府はSSACに4億2,600万米ドルを長期投資していたにもかかわらず、SSACが安値で新株を発行し、台湾政府による持ち株比率は20%に低下する。これにより、株式の希薄化が起き、巨額の投資損失が避けられない見通しだ。

 SSACは昨年時点で運転資金が底を突き、立法院内でも政府による継続出資には否定的な意見が多かった。

 陳瑞隆経済部長は「06年から行った投資見直しで、投資回収期間が長く、リスクが高い航空機メーカーに投資を継続すべきではないとの認識に達していた」と答弁した。台湾政府は国民党政権下の1995年にSSACに投資していた。