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作成日：2008年2月27日_記事番号：T00005771
展茂の第５世代ＣＦライン、友達が取得へ
財務危機から生産停止となって１年近くになるカラーフィルター（ＣＦ）メーカー、展茂光電（アライド・マテリアル・テクノロジー）の第５世代生産ラインを、友達光電（ＡＵＯ）が約40億台湾元（約138億円）で取得するという観測が出ている。27日付工商時報が報じた。
展茂光電は生産停止に伴い、各世代の生産ラインの入札売却を進め、既に3.5世代ラインは百倍光電に、４世代ラインは統宝光電（トポリー・オプトエレクトロニクス）に売却している。
月産能力６万枚の５世代ラインは、和鑫光電（シンテック・フォトロニック）、第日本印刷（ＤＮＰ）のＣＦ生産メーカーのほか、友達、奇美電子（ＣＭＯ）の大手パネルメーカーが興味を示していたが、このほど友達による取得が決まったもようだ。友達は「まだ交渉中で、最終的な決定には至っていない」とコメントしている。
展茂の生産停止によりＣＦは大幅な供給不足に陥っており、一定数を自社生産している友達と奇美も、友達は月間５万～６万枚、奇美は月間約４万枚を外部調達しているとみられている。
