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自動車・二輪車
作成日：2008年2月29日_記事番号：T00005798
鴻海、トヨタのサプライチェーン加入か
鴻海精密工業はこのほど、自動車の板金部品モジュールメーカーである異翔工業（桃園県蘆竹郷）の株式90％を、傘下の富士康を通じて取得した。業界関係者によると、異翔の責任者である黄永平氏は、トヨタにも部品を供給している永茂機電を北京に設けており、郭台銘鴻海董事長は、トヨタのサプライチェーンへの参入を狙って異翔を買収した可能性が高い。28日付経済日報が報じた。
鴻海は27日、この情報を否定した。甘哲人異翔総経理は、コメントを避けている。
鴻海は今月21日、カーエレクトロニクスの安泰電業への６億台湾元（約20億6,000万円）の増資を決めている。鴻海は５年前よりカーエレクロトロニクス分野に進出し、台湾と中国で複数の自動車部品メーカーを買収した。日本のオギハラを買収するという観測もあるが、鴻海は否定している。
