太陽電池用多結晶シリコンウエハー最大手、緑能科技（グリーン・エナジー・テクノロジー）が３日発表した８月連結売上高は前月比8.7％増、前年同月比1.5％増の12億9,100万台湾元（約47億5,000万円）で、過去７カ月で最高となった。同社は、製品価格が上昇する中、設備稼働率は95％以上を維持し、販売量も増加したと説明した。４日付工商時報などが報じた。
同社は、ハイエンド市場の需要が強く、９月のオファー価格も約１％上昇する見込みで、粗利益率が高まると予想した。
一方、太陽電池大手、昇陽光電科技（ソーラーテック・エナジー）の８月売上高は前月比21.3％増、前年同月比54％増の10億6,800万元で、2011年７月以来で最高となった。同社は、中国や欧米の需要で市場が第２四半期から回復し、オファー価格も上昇していると指摘。同社は第３四半期フル稼働で、11月まで一部受注があると説明した。
