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PCB協会名誉会長、「中越投資は問題あり」


ニュース 電子 作成日:2008年3月6日_記事番号:T00005930

PCB協会名誉会長、「中越投資は問題あり」

 
 台湾電路板協会(TCPA)の呉健名誉会長は、5日開かれた同協会10周年の記念式典で、「中国とベトナムへの進出は問題が多く、現段階では台湾で生産を行うことも悪くない選択だ」という見解を明らかにした。 

 中国については、「賃金の上昇が著しく、既に台湾の5分の1の水準になっているが、すぐに3分の1になる。工業用水の処理費も高く、電力料金は台湾の1.8倍。付加価値税(VAT)など多種多様な税金がある」と語り、投資メリットがますます薄れていると指摘した。

 また、ベトナムについては、「労働人口が南ベトナムはわずか5,000万人で、北ベトナムは3,000万人。企業が一斉に進出したら、あっという間に労働者の確保ができなくなってしまう」とした上で、「プリント基板(PCB)産業の供給チェーンが形成されるまであと5~10年かかり、その時には投資メリットがなくなっているだろう」と語った。