台北市の天母商圏にある太平洋崇光百貨（太平洋そごう）天母店と大葉高島屋は来週30日から周年慶（創業祭）セールを開始する。23日付蘋果日報が報じた。
そごう天母店では日本の有名写真家、蜷川実花氏がプロデュースしたバッグなどを来店のプレゼントとして用意した（22日＝中央社）
そごう天母店は購入額に応じて過去最高の24％を還元するなどして、セール期間中の売上高は前年同期比2.3％増の８億6,000万台湾元（約31億円）を目指す。セール期間は10月11日まで。
そごう天母店の１～８月売上高は約30億元で前年同期から横ばいだったが、７月と８月は景気減退や株安の影響でマイナス成長となった。陳進益・天母店店長は、これから消費のハイシーズンに入るものの、厳しさが増すと見通しを語った。今年通年の売上高は51億元を目指す。
大葉高島屋は購入額に応じて過去最高の14％を還元する。期間中の売上高は前年同期比２％増、８億4,000万元を目指す。セール期間は10月19日まで。
大葉高島屋の１～８月売上高は28億8,000万元で、前年同期比13％増だった。亀田隆博総経理は、景気減退による影響はあまりないと説明。また、地域密着型店舗として固定客による消費が業績を支えた他、店舗改装の効果があったと指摘した。今年通年の売上高は48億元と前年比約１割増を目指す。
