25日付工商時報によると、鴻海科技集団（フォックスコン）が中国のスマートホームブランド「雲起智慧（ライフスマート）」に出資したもようだ。
中国の高級住宅をターゲットとするライフスマートは昨年、モノのインターネット（ＩｏＴ）やクラウドコンピューティングなどの技術を統合し、自社開発アプリを通じてワイヤレスカメラや各種センサー、スイッチ、コンセント、ＬＥＤ（発光ダイオード）電球などを連結するシリーズ商品を発売。市場にブームを巻き起こした。
また昨年６月に1,000万人民元（約１億9,000万円）の資金を調達した他、今回、中国の海爾集団（ハイアール）および鴻海から6,000万人民元の出資を獲得したとされる。出資額や持ち株比率など詳細は不明だ。
ライフスマートは今後、中国の通信キャリア大手、中国聯合網絡通信（チャイナ・ユニコム）や中国電子商取引（ＥＣ）大手、阿里巴巴集団控股（アリババ・グループ・ホールディング）のクラウドサービス「阿里雲」と戦略提携を結び、中国国内だけでなく米国への進出も計画。既に米国支社を設立した他、サムスン電子とも戦略提携を結んでいる。
