紡織メーカーの得力実業（デ・リカシー・インダストリアル）は、環太平洋戦略的経済連携協定（ＴＰＰ）商機を見込み、ベトナムに染色から製造まで一貫して行う工場を設立する。2017年に生産を開始する予定で、月産能力300万ヤードを計画している。投資額は5,000万米ドル。10日付蘋果日報が報じた。
近年世界で人気の米ブランド、アンダーアーマー（ＵＡ）は、平織り布の80％を得力実業から調達している。アンダーアーマー需要も、得力実業がベトナム工場を設立する理由の一つだ。
同社は第１～３四半期連結売上高が48億6,500万台湾元（約180億円）で前年同期比28.47％増だった。受注の増加を受け、月産能力は75％増え350万ヤードとなった。
