電子ペーパーディスプレイ（ＥＰＤ）大手、元太科技工業（イーインクホールディングス、ＥＩＨ）はスペインの包装材大手、パラディオ・グループと共同で先進的な医薬品包装ソリューション「PhutureMed」を発表した。14日付工商時報が報じた。
ＥＰＤのバッテリーが切れても、表示内容は消えないで残る仕組みになっている（元太リリースより）
同商品はＥＰＤ内に温度計、タイマーなどを内蔵し、輸送時や保存時の環境変化に対応した品質保持機能を持つほか、患者の服用記録などを表示できる。さらに服用記録を病院の健康管理システムに送信することも可能で、遠隔医療にも効果を発揮しそうだ。
同商品はまだ開発段階にあり、今後は医薬品メーカーの需要に合わせ、オーダーメード型の商品開発を行う。
