ニュース その他製造 作成日:2015年11月3日_記事番号:T00060164
中華経済研究院(中経院、CIER)が2日発表した10月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は46.0で前月比0.1ポイント下落、景気拡大と景気後退の境目である50ポイントを4カ月連続で下回った。3日付経済日報が報じた。
PMIを構成する主要5項目は、2カ月連続で全項目が景気後退を示す50ポイント以下となった。このうち、▽雇用、47.8(前月比0.6ポイント下落)▽生産高、46.4(0.4ポイント下落)▽サプライヤー納期、47.9(0.1ポイント下落)──は前月から指数が下落した。▽原材料在庫、42.2(0.8ポイント上昇)▽新規受注、45.9(0.1ポイント上昇)──は指数が改善した。
産業別では、▽電子・光学、47.7(前月比0.1ポイント下落)▽食品・紡織、44.3(8.9ポイント下落)▽交通設備、42.6(0.7ポイント下落)▽電力・機械設備42.3(0.2ポイント下落)▽基礎原材料、41.8(1.4ポイント上昇)──がいずれも50ポイントを下回った。一方、化学・バイオ医療は前月比5.7ポイント上昇の54.1で、景気拡大に転じた。
また、10月の非製造業総合指数(NMI)は50.8で前月比5.5ポイント上昇、3カ月ぶりに景気拡大に転じた。宿泊・飲食業の需要期入りの他、百貨店などの周年慶(創業祭)セールが貢献した。
中経院の呉中書院長は10月の指数動向について、非製造業では下げ止まったものの、製造業は依然低迷が続いており、景気が谷底を抜けたと言うにはまだ早いと指摘した。また、第4四半期の見通しについては総統選挙前のレジャー需要減少、不動産市場の鈍化で大幅な経済回復は見込めないと予測した。
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