百貨店大手、太平洋崇光百貨（太平洋そごう）は12日から台北忠孝館、復興館、敦化館で周年慶（創業祭）セールを開催する。期間は23日まで。黄晴雯董事長は、台北３館の創業祭セール売上高目標は前年同期比３％増の60億台湾元（約220億円）、全店では２～３％増の105億元と説明した。４日付経済日報などが報じた。
黄董事長（右２）は、百貨店経営はアイデアが勝負で、景気とは無関係だと語った（３日＝中央社）
台北３館の創業祭セールでは、化粧品セットを昨年より２割多い120万組用意。忠孝館で定価2,600元の資生堂「ＢＯＰ」のクリーム50ミリリットルを1,800元で販売するなど、大幅値下げにも挑む。ポイントカードの「ハッピーゴー」や提携クレジットカード利用者への来店プレゼントは、日本の有名写真家、蜷川実花氏や「レ・メルヴェイユーズ ラデュレ」とコラボした傘やバッグなど８種類。
今年の創業祭セールでは初めて、ＬＩＮＥやアプリ、通販サイト「ゴーハッピー」で、100元の電子割引券を配布する。同社のＬＩＮＥ公式アカウント登録者は4,800万人近い。
