中国で11月11日は「独身の日」と呼ばれ、インターネッの通販サイトが大幅な値引きセールを実施することが定例化しているが、中国の電子商取引（ＥＣ）最大手、阿里巴巴集団控股（アリババ・グループ・ホールディング）の通販サイト「天猫（TMALL）」や「天猫国際（TMALLグローバル）」に出店する、康迅数位整合（ペイイージー）や楽利数位科技（jollywiz）といった台湾業者も恩恵を受けている。12日付工商時報が報じた。
台湾で女性向け通販サイト、「ペイイージー（PayEasy）」を運営するペイイージーは、天猫国際と共同で台湾産の米などの商品を販売しており、11日の業績は通常に比べ５倍に成長した。
また楽利数位が天猫国際に開設している台湾の名産品専門店「吉室商行」ではこの日、セール開始から１時間で売上高が2,000万人民元（約３億9,000万円）を突破。12時間で前年の6,000万人民元を超えた。
このほかYahoo!奇摩購物中心、愛買線上購物、台湾楽天市場、ＰＣホーム24ｈ購物、ｍｏｍｏ購物網など10社以上の電子商取引業者も、台湾の消費者をターゲットに関連キャンペーンを実施した。
Yahoo!奇摩購物中心は11日から12日間のキャンペーンで、半額セールや３～８時間以内の配達サービスなどを行う（11日＝中央社）
