百貨店大手、太平洋崇光百貨（太平洋そごう）の台北忠孝館、復興館、敦化館で12日、周年慶（創業祭）セールがスタートした。景気が低迷する中、消費者がセールを機に化粧品やコーヒー、しょうゆなど保存の効く日用品を買いだめする傾向が顕著に表れた。初日の売上高は10億台湾元（約37億5,000万円）、17％の伸びだった。13日付中国時報が報じた。
化粧品の限定セットを目当てに、行列ができた（12日＝中央社）
同３店舗では創業祭セール初日、SK−IIや資生堂の人気商品を空港の免税店よりも安い「世界最安」で販売。売り場は買い求める客で大混雑となった。これを目当てに来台した中国人客もいた。
忠孝館のスーパーマーケットでは、「買３送３（３点購入で３点贈呈）」の「黒豆桑しょうゆ」2,000セット、ＵＣＣのコーヒー2,400セットが２時間で完売。レジには長い行列ができ、清算に１時間以上かかる事態となった。
