電動スクーター、「Gogoro」を販売する睿能創意（Gogoro台湾）の陸学森執行長は17日、来年夏にもオランダ・アムステルダムで、欧州初となる体験ストアを開設すると表明。早ければ同年中に現地で「Gogoro」を発売する予定だ。18日付工商時報が報じた。
ミラノショーではGogoro製品や、バッテリー交換などの運営方法を展示した（17日＝中央社）
Gogoro台湾は17～22日にイタリア・ミラノで開催中の二輪車モーターショー「EICMA2015（ミラノショー）」に初めて出展した。オランダ、英国、フランス、スイスなどの政府機関や民間企業と商談し、アムステルダム市政府から「アムステルダム・スマートシティー・エクスペリエンスラボ」計画への参画について招待を受けた。
彭明義Gogoro台湾副総経理は、アムステルダムの体験ストアは同市政府か現地の民間企業との合弁で運営し、バッテリーステーションなどインフラ整備が順調に進めば同年中にもGogoroを発売すると説明。その上でオランダは欧州市場参入の皮切りにすぎないと強調した。
同社は先日、１億3,000万米ドルの増資を実施し、既存株主の潤泰集団（ルンテックス）の尹衍樑（サミュエル・イン）総裁の他、バッテリーサプライヤーのパナソニック、行政院国家発展基金（国発基金）基金などの出資を引き入れた。
