コンプレッサー大手、瑞智精密の劉金錫執行長は20日、中国・江西省の九江工場について、4,600万米ドルの増資を行うと述べた。インバーター型コンプレッサー生産ラインが年内に完成し、顧客の認証獲得後、来年１月か２月に稼働予定だ。21日付経済日報が報じた。
九江工場は生産ライン３本を設置する計画で、2020年に生産能力600万台が目標だ。同社は今年、シャープからの受注が最多で、中国メーカー、声宝（サンポ）、禾聯碩（ヘラン）なども顧客とされる。
九江工場では今年８月から、ブラシレスＤＣ（ＢＬＤＣ）モーター生産を開始した。当面は空調用を生産し、年内の生産量は50万台を見込む。来年のインバーター型コンプレッサー、ＢＬＤＣモーター生産量はそれぞれ200万台を目指す。
同社の来年のコンプレッサー出荷量は前年比１割増の1,500万台を見込む。同社４カ所目となる九江工場の設置で、３年後に年産2,000万台、世界３位が目標だ。
