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10月小売業売上高、周年慶セールで回復【図】


ニュース 商業・サービス 作成日:2015年11月24日_記事番号:T00060551

10月小売業売上高、周年慶セールで回復【図】

 経済部統計処が23日発表した10月の小売業売上高は3,555億台湾元(約1兆3,400億円)で前年同月比0.6%増となり、3カ月連続の前年割れを脱した。経済部は、百貨店などの周年慶(創業祭)セール、インターネット通販の光棍節(中国の「独身の日」、11月11日)セール、行政院が打ち出した短期消費刺激策が、年内の個人消費を支えると予測した。24日付経済日報などが報じた。

 小売業の10月売上高のうち、百貨店や量販店などの総合商品小売業は前年同月比5%増の1,065億元、無店舗販売業は4.7%増の187億元だった。一方、燃料業は原油価格下落で190億元と22.5%減少した。

 飲食業の10月売上高は前年同月比7.7%増の349億元だった。うちレストラン業は、出店拡大、百貨店などの創業祭セール、結婚披露宴の増加などで、8%増の293億元となった。

 一方、卸売業の10月売上高は8,244億元で前年同月比4.4%減だった。パソコン、モバイル端末などの機械器具業は、日本ブランドによる調達減少、メモリー価格下落などで、6.3%減の3,254億元となった。建材業は中国の低価格鋼材との競争で輸出受注が打撃を受け、15.4%減の627億元だった。

 卸売・小売・飲食業売上高の合計(旧・商業売上高)は1兆2,148億元で前年同月比2.67%減と、8カ月連続のマイナス成長だった。