24日付経済日報によると、東元電機（ＴＥＣＯ）は、ベトナム南部、ビンズオン省で開発される集合型風力発電所（ウインド・ファーム）向けに２メガワット（MW）級の風力発電機16基の受注に関して交渉を進めており、年内に２基を出荷し、顧客が満足すれば残りの後続出荷が決定する見通しとなっている。さらに今後、14基の受注も見込め、受注規模は計30基となるとみられる。
この他、ＴＥＣＯの劉兆凱副会長は、同社がフィリピンの大手タクシー業者から受注する電動三輪バイクタクシー「トライシクル」および21人乗り電気バスが高い評価を受けており、来年の出荷量はトライシクルが2,500台、電気バスも100台を超えるとの見方を示した。
同社は東南アジアやインド、パキスタンなど南アジア市場における電動三輪バイクタクシー需要を好感し、フィリピン・スービック湾に建設した組み立て工場に第２生産ラインを設置する計画だ。
