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10月のマネーサプライ、2カ月連続ゴールデンクロス【図】


ニュース 金融 作成日:2015年11月25日_記事番号:T00060579

10月のマネーサプライ、2カ月連続ゴールデンクロス【図】

 中央銀行(中銀)が24日発表した10月の通貨供給量(マネーサプライ)統計によると、株式市場への投資待機資金の指標となるM1B(現金通貨と預金通貨)伸び率は6.75%と3カ月連続拡大、市場への資金供給を表すM2(現金通貨、預金通貨、定期預金など準通貨の合計)の伸び率は6.58%と2カ月連続拡大し、M1Bの伸び率がM2の伸び率を上回り、上げ相場の指標とされるゴールデンクロスが2カ月続いた。中銀関係者は、株式市場の活況で外資が純流入に転じたことが主因と説明した。25日付工商時報が報じた。

 10月のM2伸び率は中銀の目標レンジ2.5〜6.5%を再び上回った。中銀関係者は、M2伸び率は11月も拡大する可能性があるが、12月は目標レンジ内に収まると予測した。

 M2伸び率が中銀の目標レンジを上回ったのは今年7カ月目。中銀関係者は、今年は外資の出入りが激しく、特に6〜9月は米利上げ観測、ギリシャ債務危機、中国株暴落の影響を受けて大量に流出したと指摘。経済動向を見極めた上で、来年の目標レンジを調整するかを決めると話した。