台北市市場処は27日、士林市場の地下１階フードコートの営業を30日より１カ月間停止すると発表した。１階にある生鮮食品、雑貨店、地下２～３階の駐車場は通常通り営業する。28日付自由時報が報じた。
士林市場は2011年末に新装オープンした際、地下１階に小吃（屋台料理）などの飲食店が100店以上入居し、クーラーや油の配管が詰まりやすくなっていた。
士林市場自治会の黄秀敏副会長は、地下に移転後、油や煙の問題が深刻化した上、観光客があふれ、通気も良くないと述べた。台北市市場処と店舗が当初合意した通り、４年ごとに１カ月間営業を停止し、配管や営業設備を全面的に整備すると説明した。
黄副会長は、最近は景気が悪く、来店客が減り、移転する店舗も出ているので、市場の売上高は２～３割減ったと指摘。リニューアルで、消費者の信頼感を高めたいと語った。
消費者からは、「地下は空気がこもりやすいので、空調を改善すれば消費意欲が湧く」、「観光客が多く以前ほど行かなくなったので、影響はない」などの声が聞かれた。
