台湾生保大手の富邦人寿保険は４日、韓国・現代自動車（ヒュンダイ）グループ系の生命保険会社、現代ライフ生命保険の株式48％の取得計画について、韓国金融監督委員会の認可が下りたと発表した。７日にも取得を完了する。５日付蘋果日報が報じた。
富邦人寿は現代ライフの第三者割当増資を引き受け、61億2,000万台湾元（約230億円）を出資する。出資後は取締役５人を派遣するほか、投資責任者、財務副責任者などの重要ポストの任命権を得る。
今回の出資により、富邦人寿はアジアでベトナム、香港に続き、韓国にも事業範囲を広げる。
金融持ち株会社、富邦金融控股の蔡明興副董事長は「富邦金控の北東アジア展開で重要な布石だ」と述べた。
