通信キャリア大手、中華電信は14日、中国の移動通信キャリア大手、中国移動通信（チャイナ・モバイル）と▽端末▽ネットワーク▽モバイル業務▽データ業務▽イノベーションとインターネット──の５分野で協力することで契約を交わしたと発表した。15日付工商時報が報じた。
中華電信行動通信分公司の林国豊総経理は、先ごろ同社ユーザーに提供を開始した、中国移動の無料Wi-Fiサービスのローミング利用も今回の提携計画の一環だと説明。また中華電信は今後、携帯電話端末の調達において、中国移動のＴＤＤ（時分割複信）周波数帯域をサポートするよう要求する方針だ。
また今年、台湾を訪れる中国人旅行者が400万人に達すると予想される中、林総経理は、台湾における中国人客のモバイルショッピングやモバイル決済分野での協力も進めたいと語った。
