敦泰電子（フォーカルテック・システムズ）は、市場調査会社の統計を基に、同社の年初来のタッチコントローラＩＣ出荷量が３億個を超え、世界首位に躍進したと明かした。15日付経済日報が報じた。
フォーカルテックは過去数年連続で、中国向け最大のタッチコントローラＩＣサプライヤーとなっている。中国スマートフォンメーカーの顧客と長期にわたって緊密な関係を築いており、小米科技（小米、シャオミ）が先月末に発売した「紅米Note3」にも、フォーカルテックの相互容量・静電容量方式タッチコントローラＩＣソリューションが採用された。
フォーカルテックは、同社は小米の重要な提携パートナーであり、小米と多くのスマホ開発プロジェクトを進めていると説明。両社の提携は今後より緊密なものになると強調した。
フォーカルテックはまた、2016年はフルハイビジョン（ＦＨＤ）ディスプレイの市場浸透率が25%に達する見通しで、同社は３Ｄタッチ用ＩＣ、指紋認証ＩＣ、タッチコントロールＩＣコアを内蔵したディスプレイ整合型ドライバＩＣ「ＴＤＤＩ」を投入しており、市場シェア維持と業績にプラスに働くと予想した。
