李登輝元総統の孫娘、李坤儀さん（33）が15日、モデル派遣業者、凱渥（キャットウォーク）の香港法人総経理、趙賛凱さんと台北市内の教会で挙式し、ホテルで披露宴を開いた。
李元総統（右２）は、たった一人の孫娘の晴れ姿が見られて本当にうれしいと語った（15日＝中央社）
16日付中国時報などによると、李元総統は記者団に「泣いていない」と語ったが、坤儀さんに別れ際にどんな言葉をかけられたかと尋ねられると、目に涙を浮かべながら、「おじいさん、おばあさん、ありがとうと言われた。それだけで十分だ」と話した。
李元総統はまた、ひ孫を抱きたいかとの質問に対し、「もちろん期待している。これだけ待ったのだから」と答えた。
坤儀さんは李元総統の一人息子、李憲文さんの娘で、憲文さんが早逝したため、李元総統が父親代わりを務めてきた。
ホテルで開かれた披露宴には政財界関係者が数多く詰めかけ、日本からは江口克彦参院議員が出席した。
一方、教会での挙式後には、中台統一派の活動家、楊思聖氏が李元総統に向かって文書を投げ付け、「中華民国万歳！」などと叫ぶ場面もあったが警察に取り押さえられた。
