台湾と中国の主要７大都市のうち、台北市のオフィス価格が最も高いことが、住商不動産の投資価値評価で分かった。調査の対象は、台北市、台中市、高雄市、中国・北京市、上海市、広州市、杭州市。14日付経済日報が報じた。
台北市のＡ級オフィスの平均販売価格は１坪当たり49万9,800台湾元（約163万円）、Ｂ級以下で34万8,300元だった。住商不動産台湾総部の陳錫?総経理は、台湾企業の多くが台北市に本社を構えていることが高い価格の理由で、都市交通システム（ＭＲＴ）の路線増設に伴い、ますます顕著になってきていると分析した。
上海市では、高級オフィス不足による価格の高止まりが続いており、平均販売価格は１坪31万7,500元だった。外資の中国進出で、北京市、広州市、杭州市も、オフィス価格・賃貸料ともに上昇している。特に杭州市のオフィス価格は１坪22万500元で、前年比22％もの上昇だった。
住宅価格も台北市が最も高く、１坪36万200元、次いで上海市が26万1,700元だった。
