飲食店チェーン大手、王品集団傘下のイタリアン料理店「ｉｔａ義塔・創義料理」は24日、サブブランドの「ｉｔａハウス」をショッピングセンター（ＳＣ）、「微風南京」（台北市松山区）および「微風松高」（同市信義区）内で２店舗同時オープンした。25日付経済日報が報じた。
「ｉｔａハウス」は百貨店・ＳＣでの出店を前提とし、全てのメニューを単品とする特色を備えたレストランで、価格帯は１品当たり200〜300台湾元（約730〜1,100円）。客の反応を見て、今後、経営戦略を調整する方針だ。
なお飲食業界関係者は、百貨店やＳＣでは既に各ブランドが飲食フロアを占めているが、今後、差別化を図るため店舗の入れ替えが進むとの見方を示している。
こうした中、亜都麗緻大飯店（ザ・ランディス台北）が昨年、「微風松高」地下２階に杭州料理レストラン「天香楼ミニ」を、晶華麗晶酒店集団（ＦＩＨリージェントグループ）が今年11月、「微風信義」（台北市信義区）内に牛肉麺レストラン「晶華冠軍牛肉麺坊（チャンピオン・ビーフ・ヌードル）」をオープンするなど、大手ホテルチェーンの飲食ブランドによる百貨店への進出が相次いでいる。
