鴻海精密工業とチェコ共和国の投資グループ「ＫＫＣＧ」の折半出資による合弁会社「SefeDX」がこのほど、欧州委員会（ＥＣ）から設立認可を受けた。ＫＫＣＧは、SefeDXをチェコ屈指のデータセンターにすると表明。証券会社は、鴻海はチェコを足掛かりに欧州クラウドデータセンター市場を開拓すると分析した。25日付経済日報などが報じた。
鴻海チェコ法人のアラン・マッキンタイア執行長は、首都プラハに設置する最初のデーターセンターは試験的な投資案件で、関連サービスを欧州全体のあらゆる企業に提供することがより重要と説明した。
ＫＫＣＧはチェコのＩＴ市場に精通した人材を抱え、同国の南モラビア州でデータセンターを運営している点が強みだ。
鴻海は今年７月、チェコにデータセンターと研究開発（Ｒ＆Ｄ）センターを設置することで同国政府と提携覚書（ＭＯＵ）を締結。2018年までに25億チェココルナ（約122億円）を投資すると宣言していた。
