消息筋によると、ＩＣ設計最大手、聯発科技（メディアテック）は、2016年のスマートフォン用チップの出荷目標を前年比２割増の４億8,000万セットに設定したようだ。26日付経済日報が報じた。
メディアテックの来年スマホチップ出荷目標のうち第４世代移動通信システム（４Ｇ）対応スマホチップは前年比６割増の２億5,000万セットと、初めて３Ｇを上回る予測だ。中国の通信キャリア大手３社が４Ｇ移行を推進している上、新興市場でも４Ｇ需要が徐々に増えているためだ。
市場調査会社、集邦科技（トレンドフォース）の予測によると、スマホ市場は安定成長期に突入し、かつてのような２割成長は見込めず、来年の出荷予測は前年比9.7％増の12億8,600万台で、中国ブランドのスマホが41％を占める見通しだ。
