台湾高速鉄路（高鉄）は15日、３月31日から６月30日までの月～木曜日に、全面２割引のキャンペーンを実施すると発表した。既存の割引も重複して適用されるため、ビジネスクラスは36％引き、指定席は20％引き、自由席は28％引きとなる。16日付経済日報が報じた。
台北～高雄間では、ビジネスクラス運賃が1,560台湾元（約5,000円）、指定席は1,190元、自由席は1,070元となる。指定席運賃は、復興航空（トランスアジア・エアウェイズ）の同路線と同価格だ。
団体運賃は更に５％割引となる。子供、老人、身体障害者の優待運賃は２割引の適用外だ。
高鉄の月～木曜日の平均乗客数は延べ５万6,000～６万6,000人で、金～日曜日は８万～８万6,000人。
高鉄の再値下げについて、航空会社や高速バス会社は、原油価格の高騰などを理由に、当面値下げを行う考えはないとした。「高鉄のやり口はまるで虐殺行為」「骨の髄まで痛む」といった悲鳴がこれらの業者から上っている。
