アナログＩＣ設計の矽力杰（Silergy）は31日、米同業のマキシマム・インテグレーテッドのスマートメーターおよびエネルギーコントロール事業部門の買収を決定した。買収額は１億500万米ドル。まだ正式な契約は締結していないが、早ければ第１四半期中に買収手続きを完了する見通しだ。１日付経済日報が報じた。
今回の買収額は、Silergyにとっては資産全体の82.7％、グループ会社全体の74.4％に相当する大規模なものだ。
マキシマム・インテグレーテッドはアナログＩＣ設計、電源ＩＣなどを手掛けており欧米で事業を展開している。証券会社は、Silergyはこれまで中国、台湾、韓国などアジアで拠点を展開しており、買収を通じて販路拡大が期待できると指摘した。
Silergyは主に工業用電子製品向けを手掛けており、昨年上半期は売上高全体の40.5％を占めた。コンシューマー向けは39.7％、情報通信向けは16.45％、通信製品向けは3.37％だった。
