宏達国際電子（ＨＴＣ）は５日、提携する米スポーツ用品大手ブランド、アンダーアーマー（ＵＡ）と共同でフィットネス用デバイス３種類を組み合わせた「ＵＡヘルスボックス」を発表した。同セットにはリストバンド型ウエアラブル（装着型）端末の「ＵＡバンド」、心拍数モニター「ＵＡハートレート」、スマート型体重計「ＵＡスケール」が含まれる。ＨＴＣが設計と製造を担当。米国で今月22日に発売される。価格は400米ドルだ。６日付経済日報が報じた。
ＵＡヘルスボックスの３製品。ＨＴＣの第１四半期業績に貢献する見通しだ（５日＝中央社）
ＨＴＣは昨年３月、モバイル業界の見本市、モバイル・ワールド・コングレス（ＭＷＣ、バルセロナ）でＵＡと共同開発したリストバンド型ウエアラブル端末「HTC Grip」を発表した。しかし、双方は既存のフィットネス用リストバンド端末とのさらなる差別化を図るため、同製品を発売しないまま第２世代製品の開発に入り、今回、３製品を組み合わせるという方式での発表に至った。
新製品３種類は、ＵＡがスマートフォンなど向けにリリースしているフィットネスアプリ「ＵＡレコード」と連携し、ユーザーの運動や睡眠、健康状態に関するデータを記録し、設定された目標値に対する達成率などを表示させることができる。
