ノートパソコン受託生産大手、仁宝電脳工業（コンパル・エレクトロニクス）の2015年売上高は前年比0.2%増の8,472億2,000万台湾元（約３兆円）、緯創資通（ウィストロン）は5.3%増の6,232億8,000万元、英業達（インベンテック）は9.2%減の3,954億7,000万元だった。各社のノートＰＣ出荷台数はそれぞれ3,940万台、1,940万台、1,800万台と軒並み前年を下回った。９日付工商時報などが報じた。
コンパルの昨年12月の売上高は前月比6.8％増、前年同月比0.3％増の831億7,000万元で、単月として過去３番目の高水準だった。ノートＰＣ出荷台数は370万台だった。昨年第４四半期の売上高は前期比8.5%増の2,341億6,000万元で、４四半期ベースで過去２番目の高水準だった。ノートＰＣ出荷台数は990万台で６%減少したが、従来予想の10%減よりは良かった。
ウィストロンの昨年12月の売上高は前月比１％減、前年同月比3.4％減の583億3,000万元だった。ノートＰＣ出荷台数は前月比17%減の150万台。昨年第４四半期の売上高は前期比14.2%増の1,740億8,000万元だった。ノートＰＣ出荷台数は４%減の490万台で、従来予想より良かった。
インベンテックの昨年12月の売上高は前月比6.1％増、前年同月比５％増の385億5,000万元で、同年で２番目の高水準だった。ＰＣ（ノート＋デスクトップ）出荷台数は前月比2.7%増の185万台だった。昨年第４四半期の売上高は前期比4.4%増の1,100億5,000万元。ＰＣ出荷台数は４%増の525万台だった。
