ニュース 電子 作成日:2016年1月11日_記事番号:T00061401
ファウンドリー世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が8日発表した昨年12月売上高は前月比8%減の583億4,700万台湾元(約2,000億円)で、過去1年9カ月で最低だった。ただ、通年では前年比10.6%増の8,437億9,700万元で過去最高となり、目標を達成した。第4四半期売上高は2,035億1,800万元で、前期比4.2%減だった。9日付経済日報が報じた。
同社は昨年末、半導体市場の在庫調整は終盤に入り、今年第1四半期は好転が期待できるとの見通しを示していた。証券会社は、アップルより「A10」プロセッサーを順調に受注できれば、今年は売上高、利益とも過去最高を更新できると予測している。
一方、アップルのiPhone6の販売が不調で、パソコン業界も非需要期であることから、TSMCの16ナノメートル製造プロセスの生産ライン稼働率は第1四半期約70%まで低下し、20ナノラインではさらに落ち込むとの観測も出ている。このため今週14日に行われる業績説明会で、同社が今年の業績についてどのような展望を示すのか注目される。
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