ニュース 電子 作成日:2016年1月12日_記事番号:T00061426
電子機器受託生産大手、和碩聯合科技(ペガトロン)が11日発表した2015年連結売上高は前年比19%増の1兆2,136億台湾元(約4兆2,800億円)で、2008年に華碩電脳(ASUS)から分社して以降で最高だった。2年連続で鴻海精密工業に次ぐ業界2位だった。12日付蘋果日報などが報じた。
同社の15年ノートパソコン出荷台数は1,000万台で前年比5%増、うち第4四半期は340万~350万台で前期比48%増だった。10月がノートPC出荷のピークだが11~12月も顧客の需要が弱まらず、従来予測の20~25%増を上回った。アップルの新型スマートフォン「iPhone6s」の販売不振がうわさされる中、ASUSの需要が予想以上に良かった。
同社の昨年12月売上高は前月比4.7%減、前年同月比0.75%増の1,156億5,600万元だった。
今年のノートPC出荷目標は1,000万台以上。程建中執行長は先日、今年は中国・江蘇省昆山市の新工場が完工予定で、同社の生産能力が30~40%拡大すると説明した。
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