興富発建設（ハイウェルス・コンストラクション）の廖昭雄副総経理は13日、2016年はグループで600億台湾元（約2,100億円）以上の物件発売を計画していると語った。例年並みの高水準だ。14～15年発売の売れ残り物件150億元の完売も目指す。14日付工商時報などが報じた。
今年の発売予定は、興富発建設が高雄市の高級マンション「華人桂冠」（201億1,100万元）、潤隆建設が基隆市中山区のマンション「シャングリ・ラ」（100億元）など。
廖副総経理は、今年は初めて住宅を購入する層向けに、２～３部屋の低価格物件が中心だと話した。新竹以北で800万～900万元の価格帯を強化する。また、16日投開票の総統選挙など不確定要素が多く、今年の販売戦略が確定するのは下半期と語った。
また廖副総経理は、春節（旧正月、2016年は２月８日）開けにも中国のレジャーリゾートセンター購入契約を締結する予定で、経済部投資審議委員会（投審会）の認可が取得でき次第、発表すると語った。リスク分散のため、多角化経営に踏み出す。
