製靴大手の豊泰企業が14日発表した2015年の自社決算は、連結売上高が前年比17.1%増の557億5,400万台湾元（約1,960億円）、純利益は前年比35.7%増の41億8,900万元で、いずれも過去最高を更新した。世界的なスポーツ人気の高まりが、ナイキの主力受託生産メーカーである同社にとって追い風になった。15日付経済日報が報じた。
昨年、豊泰は第３四半期をピークに売り上げを伸ばした。第４四半期も好調で12月の連結売上高は53億3,700万元と過去２番目を記録した。
昨年の靴の販売量は8,901万足で前年比12.5％増。今年第１四半期の生産量は2,270万足で前期比５%減、前年同期比10％増、販売量は2,220万足で前期比２%減、前年同期比８%増の見通し。
生産面では、インドのタミル・ナードゥ州政府に46億ルピー（約80億円）を投資して工業団地２カ所に新工場を設置する予定で、ベトナムでもドナ・スタンダード（ＤＳ）第３工場が昨年第１四半期の完成後、ナイキ以外の複数の顧客からカジュアルシューズの受注を得ている。
