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15年民間投資、初の目標未達【図】【表】


ニュース その他分野 作成日:2016年1月27日_記事番号:T00061721

15年民間投資、初の目標未達【図】【表】

 経済部が26日発表した統計によると、2015年の民間投資は1兆3,400億台湾元(約4兆7,300億円)で達成率95.8%と、06年の目標設定以来で初めて目標に届かなかった。今年の目標は1兆4,000億元だ。27日付経済日報などが報じた。

 昨年の民間投資は、ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の1,800億元が最多で、▽聯華電子(UMC)、497億元▽友達光電(AUO)、400億元▽群創光電(イノラックス)、350億元▽聯発科技(メディアテック)、202億元──と続いた。電子IT(情報技術)産業が5,561億元で過去最高を更新し、依然主力だった。

 台湾経済研究院(台経院、TIER)の龔明鑫副院長は、景気の谷底が見えず、企業が工場拡張に慎重だと指摘した。景気循環が周期通りなら第2四半期に景気が上向き、その後、民間投資も回復すると述べた。5月の新政権発足後、新規投資の方向が定まり、機会も増えるとして、今年は民間投資目標を達成できると予測した。

 一方、昨年の外資による台湾投資は110億8,000万米ドルで達成率100.7%だった。英ARM、米ラムリサーチ、TDKなど半導体関連メーカーが貢献した。台商(海外で事業展開する台湾系企業)のUターン投資も535億元と目標を達成した。