ニュース 金融 作成日:2016年1月27日_記事番号:T00061727
景気見通しが不透明となる中、政府系銀行のうち彰化商業銀行、第一商業銀行、華南商業銀行が昨年、不良債権に対する貸倒引当金カバレッジ比率を500%以上に引き上げたことが分かった。
うち、第一銀の同比率は751%に達し、彰化銀は568%、華南銀は537%となっている。
背景には世界的な株安、景気低迷、人民元下落などで景気の先行きに不透明感が強まっていることがある。民間銀行でも台北富邦銀行が昨年過去最高益を計上したのを機に、同比率を816.4%まで引き上げている。
政府系銀行幹部は「昨年下半期から景気が急激に悪化し、経済成長率の下方修正が続き、多くの銀行で海外融資の延滞が生じるようになった。加えて、不動産市場も冷え込んでおり、銀行としては好業績だった昨年のうちに貸倒引当金を積み増した格好だ」と指摘した。
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