ニュース その他製造 作成日:2016年1月27日_記事番号:T00061732
工業技術研究院(工研院)産業経済趨勢研究センター(IEK)は26日、台湾製造業の2016年生産額は前年比0.96%増の17兆9,400億台湾元(約63兆円)と予測を発表した。昨年の前年比7.37%減からプラス成長に転換するとの見方だ。27日付工商時報が報じた。
業種別の16年生産額は、▽民生工業、前年比0.6%増(前年0.5%増)▽情報電子産業、2.16%増(前年0.6%減)▽化学工業、3%増(前年16.7%減)──がプラス成長を回復し、金属機電産業のみ2.28%減(前年9.2%減)の予測だ。
陳志強IEK経理は、民生工業は内需に属し、安定成長が続いていると分析した。
台湾の輸出総額の3割以上を占める情報電子産業についてIEKは、昨年第2四半期から販売が弱まり、第3四半期にIC製品販売も下向いたと指摘。米国と中国の購買担当者指数(PMI)の低下で、販売や在庫の需要が抑えられていると分析した。
化学工業についてIEKは、今年年初に原油価格が1バレル=30米ドルを割り込んだが、国際エネルギー機関(IEA)によると、既に谷底のため、原油価格下落のリスクが低下したと指摘した。
金属機電産業についてIEKは、鉄鋼業界は昨年、中国の生産能力が過半を占めたことで、在庫が過剰となり、市場で稼働率引き下げによる調整が続いていると分析した。
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