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台塑の仁武VCM工場が稼働停止、CPCのガス漏れで


ニュース 石油・化学 作成日:2016年1月27日_記事番号:T00061734

台塑の仁武VCM工場が稼働停止、CPCのガス漏れで

 台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)の仁武工場(高雄市)は26日、台湾中油(中油、CPC)から供給を受けている天然ガスパイプラインでガス漏れが発生し、塩化ビニルモノマー(VCM)プラント2基の稼働停止を強いられた。2基の年産能力は54万トン。27日付工商時報が報じた。


CPCは、パイプライン内の気体を排出後、ガス漏れの原因を調査すると説明した(26日=中央社)

 台塑の仁武工場の正門前で26日午前、ガス漏れによるツンとした臭いが広がり、消防の調査の結果、CPCのパイプラインからメタンが漏れていることが分かった。

 台塑は、VCMは3日間分の在庫があるが、もしCPCからの供給停止が長引けば、VCMを原料とする川下のポリ塩化ビニル(PVC)も減産を強いられると懸念を示した。