ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

1月の消費者信頼感指数、9カ月連続で下落【図】


ニュース その他分野 作成日:2016年1月28日_記事番号:T00061748

1月の消費者信頼感指数、9カ月連続で下落【図】

 中央大学台湾経済発展研究中心(台経中心)が27日発表した1月の消費者信頼感指数(CCI)は80.89ポイントで、前月比0.72ポイント下落した。下落は9カ月連続。台経中心の呉大任主任は、台湾経済の停滞感から消費者マインドの上昇は困難で、総統選挙の結果も大きな影響は及ぼしていないと指摘した。28日付工商時報などが報じた。

 同指数を構成する6項目のうち、4項目で下落した。最も下落幅が大きかったのは「今後半年間の株式投資機会」(76.7ポイント)で、前月から2.7ポイントの下落。世界的な株価下落が影響したとみられる。

 それ以外の項目は、下落幅の大きい順に、▽「今後半年間の耐久性消費財購入機会」、92.9ポイント(前月比1.75ポイント下落)▽「今後半年間の台湾景気」、72.25ポイント(0.55ポイント下落)▽「今後半年間の家庭経済」80.55ポイント(0.55ポイント下落)──だった。一方、「今後半年間の物価水準」は58.2ポイントで前月から0.65ポイント上昇、「今後半年間の就業機会」は113.75ポイントと0.6ポイント上昇した。

 ただ、楽観と悲観の分岐点となる100ポイントを超えたのは「就業機会」のみだ。輸出不振が続く中、台湾の経済統計データは改善しておらず、消費者信頼感指数は2月も引き続き下落する恐れがある。