ニュース 社会 作成日:2016年1月29日_記事番号:T00061770
27日午後10時50分ごろ、台湾の中央部を東西に横断する中部横貫公路(中横公路、台8線)の錐麓トンネル(花蓮県)東側付近で長さ80メートルにわたる大規模な土砂崩れが起き、通行できなくなった。当時通行車両はなく、人的被害はなかった。29日付中国時報が伝えた。
土砂崩れで車も人も通行できない状況だ(28日=中央社)
現場は台湾東部を代表する景勝地、太魯閣(タロコ)のうち、花蓮方面から宿泊施設などが集中する天祥地区に向かう手前に当たり、観光にも大きな影響が出そうだ。天祥周辺の一部観光施設は復旧まで営業を取りやめる。当局は復旧作業を急ぎ、春節(旧正月)前の2月5日までに片側通行ができるようする予定だ。
天祥地区のホテル、太魯閣晶英酒店(シルクスプレイス・タロコ)には同日、約100人が宿泊していたが、ホテル側は宿泊客に南投方向の道路を通行するよう呼び掛けた。
傅崐萁花蓮県長は「これまでも中央政府に対し、中横公路沿線に落石防止ネットを設置するよう求めてきたが、認められなかった」と述べた上で、太魯閣国家公園への立ち入りを有料化し、安全対策などに充てるべきだと主張した。
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