ニュース その他製造 作成日:2016年1月29日_記事番号:T00061779
台湾経済研究院(台経院)が28日発表した昨年12月の製造業景気指数は9.01ポイントで前月比0.32ポイント下落した。下落は2カ月連続で、景気信号は9カ月連続で後退を示す「青」だった。ただ台経院は、今年第1四半期は「青」にとどまるものの、通年では後退傾向の「黄青」に改善すると予測している。29日付蘋果日報が報じた。
孫明徳・台経院景気予測センター主任は、昨年はiPhone新機種の販売が伸びなかったことや、原油価格の下落で製造業は本来の需要期が振るわなかったと指摘した。ただ今年は、比較対象となる昨年の基準値が低いことに加え、原油価格が回復して輸出に好影響をもたらせば成長が期待できるとの見方を示した。
12月の製造業景気信号を構成する5項目のうち、「経営環境」は前月比0.15ポイント下落、「販売価格」は0.12ポイント、「原材料投入」は0.07ポイント、「コスト」は0.01ポイントそれぞれ下落した。上昇したのは「需要」のみで、上昇幅は0.03ポイントだった。
産業別の景気信号では、民生工業、石化ゴム、金属機械、電子電機が後退を示す「青」だったが、運輸工業は後退傾向を示す「黃青」だった。新車買替減税を背景とした販売促進によって、新車登録台数が4万896台と前月比20.46%の大幅増となったことが要因だ。
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