ニュース 食品 作成日:2016年1月29日_記事番号:T00061783
消費者文教基金会(消基会)が28日発表した調査によると、台湾の牛乳の小売価格は海外の3~4倍に上る。消基会は、行政院農業委員会(農委会)に対し、消費者に適正価格で提供するよう訴えた。29日付中国時報などが報じた。
消基会は、殺菌温度が低い順に▽牛乳▽ESL(品質保持期限の延長)牛乳▽LL(ロングライフ)牛乳──に大別されるが、市販の大部分はESL牛乳なので、基準を制定すべきと指摘した(28日=中央社)
消基会の調査によると、台湾の牛乳の小売価格は1リットル当たり80~90台湾元(約280~320円)で、生乳の買い取り価格は27.28~29.28元。一方、海外は▽ニュージーランド、20元(生乳8元)▽米国、20~30元(生乳13元)▽ドイツ、25元(生乳15元)▽ロンドン、48元▽日本、55~70元──。
農委会畜産畜牧処の王忠恕副処長は、台湾は亜熱帯に属するが、乳牛は温帯の動物なので、生産コストが高いと話した。台湾の酪農家は550軒、乳牛は11万頭しかおらず、生乳年産量は36万トン、牛乳の自給率は87%と説明。農委会は市場メカニズムに委ね、企業に生産調整の責任を負わせており、もし公平交易法(不正競争防止法や独占禁止法に相当)に違反していれば、調査すると述べた。
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