ニュース 電子 作成日:2016年1月29日_記事番号:T00061786
半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)大手の南茂科技(チップモス・テクノロジーズ)は28日の臨時株主総会で、中国の国有半導体大手、紫光集団からの25%の出資受け入れを決議した。これに先立ち、同業の力成科技(パワーテック・テクノロジー、PTI)が今月15日に臨時株主総会で紫光集団からの25%の出資受け入れを決議している。29日付経済日報が報じた。
紫光集団による台湾の封止・検査大手3社に対する出資が社会で問題視されていることについて、鄭董事長は28日、蔡英文氏の総統選挙当選談話をまねて「謙虚に謙虚に、対話を重ねる」と述べた(28日=中央社)
チップモスは、早ければ春節(旧正月、2016年は2月8日)明けに経済部投資審議委員会(投審会)に申請する予定だ。市場では、チップモスとパワーテックの計画は審査を通過する可能性が高いとみられている。
鄭世杰チップモス董事長は、紫光集団の出資は同社の株主構成を強化できる上、プレミアム24%で119億台湾元(約420億円)をもたらすと説明した。取得した資金の一部は上海工場の生産能力増強に充てる。
一方、矽品精密工業(SPIL)も28日、紫光集団からの出資受け入れについて臨時株主総会の開催を予定していたが、社会の反発を考慮して見送った。決定は、日月光半導体製造(ASE)が提出したSPIL結合案に対し、公平交易委員会(公平会、公正取引委員会に相当)が審査結果を下してからとなる。
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