ニュース 電子 作成日:2016年1月29日_記事番号:T00061791
29日付電子時報によると、アップルが同社のスマートフォン「iPhone」にアクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)パネルの採用を検討しており、韓国および日本のパネルメーカーが生産協力に高い意欲を示しているため、2017年にも導入されるとの観測が浮上している。これが実現すれば、発光ダイオード(LED)バックライトのサプライチェーンが打撃を受けることになる。
ただサムスンディスプレイが中小型AMOLEDパネル最大手の地位にある上、昨年より中国のスマホメーカーが相次いで同パネルを採用しており、iPhoneが導入した場合、サムスンディスプレイへの依存度が高くなるため、現時点でアップルはAMOLEDパネルの採用を決定していないという。
業界関係者によると、iPhoneのバックライト向けLEDは日亜化学工業が主に供給しており、16年末までに0.3ミリメートルのLEDデバイスを開発して、大口顧客であるアップルのAMOLEDパネル採用を阻止したい考えとされる。しかし、日亜化学がiPhone向け受注を失った場合、同社の大規模な生産能力がLED照明市場に振り向けられる可能性が高く、台湾と中国の同業に不利な影響が出ると懸念されている。
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