ニュース 電子 作成日:2016年1月29日_記事番号:T00061794
29日付経済日報がブルームバーグの報道を基に伝えたところによると、鴻海精密工業の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長はこのほど、シャープの買収に向け、同社の主要債権行となっているみずほフィナンシャルグループ、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)などと交渉を行い、同じくシャープ買収を計画する官民ファンドの産業革新機構(INCJ)に協力しないよう求め、銀行が持つシャープの優先株を2,000億円で買い取ることを提案したとされる。
観測によると、鴻海はシャープ買収に対し6,000億円以上の支援を提案。INCJの3,000億円に比べ有利な条件となっているが、現時点でシャープは技術の国外流出が防げるとしてINCJによる買収受け入れに傾いているとされる。また、日本政府も過去の例からINCJによるシャープ買収を支持する可能性が高いとみられるが、郭董事長は依然、形勢逆転に全力を挙げており、今後、シャープの大阪本社を直接訪問し、最終交渉を行う方針とみられる。
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