ニュース 社会 作成日:2016年1月30日_記事番号:T00061796
日本の高校で修学旅行シーズンに当たる10〜3月、台北の観光スポットでは近年、学生服を来た日本人生徒が数多く見られる。これを裏付けるように公益財団法人全国修学旅行研究協会(全修協)がこのほど発表した統計によると、2014年度に海外修学旅行を実施した日本の高校のうち、15.8%が台湾を訪問しており、修学旅行先として一番人気だったことが明らかとなった。
同統計によると14年度に台湾を修学旅行先に選んだ高校は182校で、シンガポールの143校、マレーシアの135校、オーストラリアの120校を上回り最多を記録。旅行に参加した生徒の人数でも台湾は2万8,314人で全体の18.1%を占め、マレーシアの1万9,064人、シンガポールの1万8,957人、オーストラリアの1万8,134人を大きく引き離してトップとなった。
台湾が多くの高校に修学旅行先として選ばれる理由としては台北の治安の良さ、交通の便、外国人向け案内標示の分かりやすさが挙げられるそうだ。
なお日本の高校生が必ず訪れる台湾の観光スポットには、台北101ビルや故宮博物院に加え、学生らしいものとしては台北市の孔子廟が含まれる。学問の神様として知られる孔子を参拝することで、学業成就を祈願するというわけだ。
このほか、北投区の温泉博物館や梅庭、国立台湾博物館など現存する日本統治時代の建物も教育的意義が高いとして人気の訪問先となっている。
また旅行会社は修学旅行ツアーに日本語を学ぶ台湾人大学生をガイド役として手配することもあるそうで、学生との交流を通じて日本の高校生は、特色ある台湾の文化や食べ物だけでなく、台湾人の親しみやすさや親切さにも感銘を受けるそうだ。
こうした中、台北市は昨年、台湾在住で旅行ガイドブック執筆などを手掛ける片倉佳史氏と夫人の真理氏、日本人ビジュアルクリエーター、太公良氏の共作による『高校生・大学生のための台北満喫ハンドブック』を発行。これがきっかけとなって、さらに多くの高校が台湾を修学旅行先に選ぶようになっているという。
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