ニュース 金融 作成日:2016年1月30日_記事番号:T00061802
金融監督管理委員会(金管会)は29日、金融持ち株会社の元大金融控股による大衆商業銀行(TCバンク)の買収を認可した。30日付工商時報が報じた。
同合併計画は昨年10月に開かれた双方の臨時株主総会で承認されていたが、合併後の大衆銀従業員の権益確保についての労使交渉が先日ようやく妥結し、金管会の認可に至った。株式交換基準日は今年4、5月で、来年までに合併する見通しだ。元大金控傘下の元大商業銀行が存続銀行となる。
金管会は、元大金控は証券事業を持ち、大衆銀買収により元大銀の経営規模が拡大され、証券・銀行の2大事業を有する金融持ち株会社になると指摘。また、元大銀と大衆銀は営業拠点、融資業務の面で相互補完性があり、経営資源の統合や業務調整後の効果を期待できるとした。
合併後、元大銀の営業拠点は現在の88カ所から155カ所、資産規模は8,000億台湾元から1兆2,000億元(約4兆3,000億円)余り、融資規模は4,800億元(シェア1.91%)から7,500億元(2.99%)、預金事業のシェアは1.93%から2.93%に拡大する。
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